日本気管食道科学会会報 第73巻3号
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診療科研修施設の定義日本気管食道科学会認定気管食道科専門医*1名以上が勤務し,表1のカリキュラムに沿った研修が可能な設備と機能を有する施設(*本制度発足後5年間は日本気管食道科学会認定医をもってこれに代えることが出来る)施設としての共通要件専門領域として備えるべき要件1)手術要件 ① 食道癌手術を含む一般消化器外科手術を施行出来る環境(施行実績を求めるなら,食道癌手術年間5例以上) ② 上部消化管鏡視下手術を行なえる設備(施行実績:用手補助を含む上部消化管鏡視下手術年間1例以上) ③ 微小血管吻合を含む形成外科的手術の可能な体制2)内視鏡 ①上部消化管内視鏡 ②気管支内視鏡3) 耳鼻咽喉科医へのコンサルト体専門領域として備えていることが望ましい要件1)EUS2)検査 ①食道内内圧測定検査 ②食道内持続pH測定検査3)耳鼻咽喉科医の常勤4)言語療法士の勤務制食道外科Ⅰ.画像診断装置  1)単純X線撮影装置  2)造影X線撮影装置  3)CTもしくはMRI  4)超音波診断装置Ⅱ.内視鏡装置Ⅲ.呼吸機能検査装置(スパイロメトリー,努力呼出曲線,拡散能)Ⅳ.人工呼吸器Ⅴ.検査  1)細菌検査  2)病理検査1)手術要件 ①開胸手術設備2)内視鏡 ①気管支内視鏡 ②胸腔鏡1)内視鏡 ①硬性気管支鏡 ②縦隔鏡2)レーザー装置 ①高出力レーザー装置 ②PDT用低出力レーザー装置3)アルゴンプラズマ凝固装置4)スネア表2:研修施設として備えるべき要件呼吸器外科1)手術要件 ① ラリンゴマイクロザージェリー(喉頭微細手術)設備2)内視鏡 ①喉頭内視鏡3)RI検査4)甲状腺機能・上皮小体機能検査1)光源装置 ①喉頭ストロボスコープ2)検査 ①音声機能検査 ②音響分析検査3)内視鏡 ①下咽頭内視鏡4)言語聴覚士の勤務耳鼻咽喉科1)内視鏡 ① 気管支内視鏡2)検査 ①気道過敏性検査3)アプノモニター呼吸器内科

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