療術療法上るカリキュラム【C】:専門範囲3.頸部〜上部食道良性腫瘍の診断と治療①診断,経過観察の経験②切除術の適応,外科的手技の理解4 .食道裂孔ヘルニア・GERD・食道炎の診断と治療① 内視鏡的診断を術者として施行しうる②内科的治療の経験③外科的治療の経験5.食道外傷・食道異物の診断と治療①基本的事項の理解② 内視鏡的異物除去を術者として施行しう6.頸部食道憩室の診断と治療①基本的事項の理解7.食道気管支瘻の診断と治療①基本的事項の理解カリキュラム【D】:最低要件1 .胸部食道へのアプローチ:以下に該当する症例5例以上の経験① VATS(用手補助,小開胸を含む)による食道手術(術者または第1助手として)② 通常開胸・胸腹連続切開・経裂孔的アプローチのいずれかによる食道手術(術者または第1助手として)2 .下咽頭・頸部食道・胸部上部食道悪性腫瘍の診断と治療,および,頸部〜上部食道良性腫瘍の診断と治療:以下に該当する症例5例以上の経験① 下咽頭・頸部食道・胸部上部食道悪性腫瘍の内視鏡的観察(術者として)② 下咽頭・頸部食道・胸部上部食道悪性腫瘍の外科的治療(術者または第1助手として)③ 下咽頭・頸部食道・胸部上部食道悪性腫瘍の化学療法・放射線療法による治療(担当医として)④ 頸部〜上部食道良性腫瘍の診断・治療(担当医として)3 .食道裂孔ヘルニア・GERD・食道炎の診断と治療:以下に該当する症例5例以上の経験① 内視鏡による食道裂孔ヘルニア・GERD・食道炎の診断(担当医として)② 食道裂孔ヘルニア・GERD・食道炎症例の内科的治療(担当医として)③ 食道裂孔ヘルニア・GERD・食道炎症例の外科的治療(術者または第1助手として)上記大項目(1,2,3)それぞれに「5例以上」という条件を満たす必要があるが,1と2,あるいは1と3の間で,症例の重複があってもよく,また各大項目内の小項目(①,②,③,④)間にも重複があってよい。*必須図書:①気管食道科学用語解説集,編集:日本気管食道科学会,発行:金原出版株式会社,2003年9月初版*参考資料:①日本気管食道科学会認定医制度研修ガイドライン,気管食道科診療の進歩① 内視鏡的,経皮的または胸腔鏡的診断② 標準的肺葉切除および縦隔腫瘍摘出術③系統的リンパ節郭清④ 気管支形成を伴う肺葉切除⑤化学/放射線療法6 .気管気管支腫瘍および中枢気道狭窄の診断と治療①内視鏡的診断② 内視鏡的治療(気道ステント,バルーン拡張,高出力レーザー焼灼,高周波スネア,等)③ 早期癌に対する治療法(光線力学的治療法,腔内照射,等)④気管および気管支管状切除⑤化学/放射線療法⑥気管気管支隣接臓器⑦呼吸機能7 .気管支食道瘻の診断と治①内視鏡的診断②外科的・内視鏡的治療法上記カリキュラム【C】の項目1〜7のうち4項目以上30例以上(1項目3例以上)を術者または主治医として経験していること表1:つづき5 .肺・縦隔腫瘍の診断と治2.以下の処置が施行できる①喉頭注入②気管内挿管③ 気管切開孔管理(気管カニューレ選択)3.以下の手術を経験している①喉頭・気管異物摘出術②下咽頭・食道異物摘出術③喉頭全摘出術④咽喉頭頸部食道摘出術⑤喉頭截開術⑥喉頭部分切除術⑦頸部郭清術(根治的,保存的)⑧ラリンゴマイクロサージャリー⑨声帯内方移動術⑩声門開大術⑪輪状咽頭筋切断術⑫喉頭挙上術⑬喉頭狭窄形成術⑭気管狭窄形成術⑮気管孔狭窄形成術⑯梨状陥凹瘻摘出術⑰甲状腺腫瘍切除術⑱上皮小体腫瘍切除術⑲頸部嚢胞摘出術⑳頸部腫瘍摘出術㉑下咽頭頸部食道再建術4 .喉頭・下咽頭・頸部悪性腫瘍に対する放射線療法5 .喉頭・下咽頭・頸部悪性腫瘍に対する化学療法① カリキュラム【B】:10項目以上を計20例以上の主治医の経験②カリキュラム【C】: 項目1(検査):5項目以上の施行経験 項目2(処置):2項目以上の施行経験 項目3(手術):5項目以上を計10例以上術者の経験 項目4(放射線治療):治療経験症例10以上 項目5(化学療法):治療経験症例10以2 .治療:以下の項目について治療し経験する。① 禁煙指導:ニコチンガム,ニコチンパッチ②体位ドレナージ③薬物治療 a) 気管支拡張薬,鎮咳・去痰薬 b)副腎皮質ステロイド薬 c)抗菌薬④ 酸素療法:高流量・低流量,高濃度・低濃度酸素療法⑤ 吸入療法:定量噴霧器,パウダー,ジェット・超音波⑥人工呼吸管理 a)挿管人工呼吸管理 b) 非侵襲的陽圧呼吸(NIPPV)⑦ 在宅呼吸療法,在宅酸素療① カリキュラム【B】の専門疾患項目のうち,主治医として20症例の疾患別症例数の報告② カリキュラム【C】の治療項目のうち,主治医として20症例の治療経験症例数の報告
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