一般のみなさまへ

気管食道科に関連する疾患・症状

誤飲

誤飲とは

食物以外の物を誤って口から摂取することいいます。このページでは誤飲について説明します。
体内に吸収されないもので摘出が必要なものは異物といいます。
多くは3歳未満の乳幼児に見られますが、認知症のある高齢者や精神疾患のある成人にも見られます。
基本は、体内に異物を入れないことです。
口腔内にあるのが確認できれば取り除く、場合によっては吐かせることが必要になります。
しかし、吐かせることが危険な場合もありますので、迷った場合は吐かせずに医療機関に問い合わせることを優先します。呼吸困難など気道異物が考えられる場合は至急救急車を手配する必要があります。

吐かせてはいけない場合は、

意識障害、けいれんがある場合
6か月未満の乳幼児
重篤な心疾患や不整脈がある場合
石油製品(灯油など)を飲んだ場合。
針のように尖ったものを飲んだ場合。

このようなものを飲んだときに吐かせると、窒息や嚥下性肺炎(誤嚥性肺炎)を誘発するだけでなく、かえって食道を損傷する場合があります。

誤飲されるものとしては、乳幼児ではタバコ、コイン、ボタン電池、医薬品、化粧品など、成人では医薬品、義歯などがあげられます。

誤飲した成分により様々な対応が必要になります。
医療機関に受診する際は、何をどれくらい飲んでしまったかというのは重要な情報になります。誤飲したものの残りや医薬品などなら説明書、添付文書、入っていた箱なども持って受診してください。

誤飲物 家庭で可能な処置
衣類用洗剤 牛乳(120~240ml、幼児15ml/kg以下)卵白など与える
漂白剤(酸素系、塩素系) 牛乳(120~240ml、幼児15ml/kg以下)卵白など与える
灯油 吐かせてはいけない
ガソリン 吐かせてはいけない
殺虫剤(ピレスロイド系) 少量なら口をゆすがせる
殺虫剤(ホウ酸系) 牛乳または水(120~240ml、幼児15ml/kg以下)
義歯洗浄剤 牛乳(120~240ml、幼児15ml/kg以下)卵白など与える
防虫剤(パラジクロウベンゼン) 水を飲ませて催吐(脂溶性であるので牛乳は禁忌)
シャンプー、リンス 牛乳(120~240ml、幼児15ml/kg以下)卵白など与える

また、(財)日本中毒センターでは誤飲物の毒性や症状などを調べることができますのでご参照ください。
(財)日本中毒センター:http://www.j-poison-ic.or.jp

問い合わせ

一般市民専用電話(情報提供料:無料)
大阪 072-727-2499  365日 24時間
つくば 029-852-9999 365日 9時~21時

※なお、一般市民専用電話に医師および医療機関の皆様からお問い合わせを受けた場合、情報提供料は有料(1件につき2,000円)となりますので、ご了承下さい。

医療機関専用有料電話(情報提供料:1件につき2,000円)
大阪 072-726-9923  365日 24時間
つくば 029-851-9999  365日 9時~21時

タバコ専用電話(情報提供料:無料、テープによる一般市民向け情報提供)
072-726-9922  365日 24時間

財団法人 日本中毒情報センターホームページより